ウイングトラベル
ロシア観光庁、日本人訪問客倍増へプロモ本格化
都内で大規模セミナー、豊富な観光資源アピール
ロシア連邦観光庁は12月17日、都内ホテルで「ロシア2020。ユーロの贈り物」と題した旅行会社向けのセミナーとワークショップを開催した。ロシアは来年、サンクトペテルブルグでサッカー欧州選手権(EURO2020)が開催されるのを受けて、同大会の開催期間中にサッカー観戦者を対象としたビザ無し渡航を可能とする。さらに2017年から極東地域で実施してきた電子ビザを使って渡航可能となるエリアを拡大した。これらを契機として来年の日本人渡航者数20%増を目指していく方針を明らかにした。
さらに、来年から2年間を「地方交流年」と位置づけ、地方都市へのアクセス向上に向けた航空路線の拡充に向けた活動に力を入れていく。そうした取り組みを通して日本とロシア両政府で合意している2023年を目標としている双方向交流40万人の早期実現につなげたい考えだ。
ロシア政府はEURO2020のサンクトペテルブルグ開催にあわせて外国人観光客の誘致促進に力を入れている。そうした中で今回日本と韓国向けに観光ミッションを派遣し、大規模なイベントを展開することとしたもの。
セミナー冒頭、ロシア連邦観光庁のザリーナ・ドグゾワ局長がビデオメッセージを寄せた。ドグゾワ局長は「ロシアは旅をする上で印象深い観光資源が豊富だ。また、旅を通じて人生を豊かにする経験をすることができる。是非ロシアの魅力に触れてもらいたい」と述べた。
電子ビザ渡航可能地域拡大、EURO2020でFUN ID発給
来年の日本人渡航者数2割増ターゲットに
航空路線拡大へ働きかけ、地方部への訪問促進
東京−サンクトペテルブルグの直行便就航検討
元フィギュア選手のスルツカヤさん来場
安藤美姫さんとともにロシア観光の魅力PR
※写真=ロシア連邦観光庁主催のイベントに参加した関係者。写真中央にイリーナ・スルツカヤさん、その右隣に安藤美姫さん
※写真=ビデオメッセージを寄せたロシア連邦観光庁のザリーナ・ドグゾワ局長
※写真=セミナーの模様、電子ビザ制度やロシアの観光情報などをプレゼンテーションした