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2019.12.20

WING

羽田国内線の政策コンテスト、提案募集を開始

5枠に拡大するコンテスト枠、来年冬ダイヤから運航

 航空局が、羽田発着枠政策コンテストへの提案募集をスタートした。羽田発着枠政策コンテストに用意する発着枠は国内線の5枠。これまで同枠としては3枠(羽田-山形、鳥取、石見の3路線)が設定されてきたが、航空局が設置した「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」における有識者の議論を通じて、5枠に拡大することが決まった。配分期間は2020年冬ダイヤから2022年冬ダイヤまでの3年間。2023年夏ダイヤ以降の取り扱いは、2022年夏ダイヤ途中までの取り組みおよび成果などを検証し、その後原則2年間の継続使用またはコンテストの再実施などを検討する方針だ。
 航空局によれば、コンテストへの提案の募集期限は2020年2月14日に設定しており、3月上旬に開催する「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」において提案の評価などを実施する。その上で、3月中にもコンテスト選定路線の決定。10月25日から始まる2020年冬ダイヤから、コンテスト枠を活用した運航を開始する計画だ。
 そもそも羽田発着枠政策コンテスト枠は、航空市場における競争の激化や地方航空ネットワークの維持・拡充が狙いだ。地方路線の維持・充実に向けて地域の実情に即した取り組みを促進するため、地方公共団体、空港ビル会社、さらには地場産業などを含む地域と、航空会社がパートナーシップを通じて、地方創生に向けたネットワークの維持・拡充を目指す。
 去る2012年11月28日に公表された「羽田発着枠配分基準検討小委員会報告書」で、・・・

 

※写真=羽田発着政策コンテスト枠への提案募集が開始。地方自治体などとエアラインがタッグを組んで路線を盛り上げて維持・拡充することを目指す。人口減少に悩む地方の起爆剤となるか