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2019.12.23

ウイングトラベル

2020年、海外旅行者数4%増の2080万人に  

JTB調査、訪日インバウンド3430万人見込む

 JTBは2020年の旅行市場見通しをまとめた。日本人の海外旅行者数は2019年比4.0%増の2080万人、国内旅行人数は0.5%増の2億8632万人と予測した。また、訪日外国人旅行者数については7.9%増の3430万人とし、政府が目標として掲げる4000万人には到達しないという見通しを示した。
 2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催年として世界中から日本が注目される年となる。そうしたことから地域を含めて日本の魅力を再発見する好機となり、交流を後押しすることが期待されるとした。また、19年10月に消費税が増税したこともあり、20年の前半は増税影響が残るものの、訪日外国人旅行者による経済効果や東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う精神的な高揚感なども手伝い、年後半には回復に向かうと指摘。そうした景況感が旅行市場に反映することになると見ている。

 海外は羽田の国際線増便などが追い風に
 国内はオリパラ後の需要回復を見込む
 訪日旅行は五輪開催も爆発的な増加見込めず
 韓国からの旅行需要回復も7.9%増にとどまる
 2019年度海外旅行者数、5.5%増2000万人
 訪日3180万人、国内旅行は災害影響で横ばい

※表=JTB2020年の旅行見通しと2019年の推計