ウイングトラベル
JTB高橋広行社長に新春インタビュー
ヒューマンタッチ強化とJTBならではの価値創出加速
OTAの台頭やダイナミック化への対応など旅行業界を取り巻く環境は刻々と変化している。そうした中でJTBは「第3の創業」に向け新規事業の展開や経営基盤の強化に向けた取り組みを積極展開している。ソリューションビジネスに舵を切る中で、オリンピックイヤーである2020年、どのような取り組みを推進していくのか。JTBの高橋広行社長に聞いた
海外旅行は欧州とハワイを重点市場に位置づけ
■海外旅行事業の今年の重点ポイントについて
グローバル・デスティネーション・キャンペーンはヨーロッパで展開していく。またハワイについても昨年と同じくらいの規模で力を入れていく。
ヨーロッパについてはさまざまな仕掛けをしていく。まずはパリでの走るパノラマバスレストランの展開だ。365日貸し切るということもあり一定のリスクはあるが、高い話題性を提供することができると考えている。また、リバークルーズのチャーターも新たに実施する。ヨーロッパ旅行はリピーターが多いのが特徴だ。リバークルーズはリピーター層に訴求できるのではないかと思っている。
ハワイでは、着地型のコンテンツを充実させる。新たに海の上に浮かべてマリンアクティビティを楽しむ拠点とするオーシャンステーションを作るほか、ホテルのガーデンを貸し切ったパーティー企画などを展開する。ハワイは差別化戦略が重要となってくる。細かいところではあるがJTBならではのコンテンツを積み上げていくことでハワイの需要を取り込んでいきたい」
新航空運賃でパンプレット商品のあり方に変化
新プラットフォームTaaS構築、訪日事業強化
旅行事業はソリューション解決のための手段
ダイナミック化対応の新システム、21年稼働へ
※写真=新春インタビューに答えるJTB高橋広行社長