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ノースロップ、AQS-24D&R初期水中テストを完了
LCSの機雷戦に使用する無人水上船に搭載
ノースロップ・グラマンは1月6日(現地時間)、AQS-24機雷探知ソナーの次世代展開・探索ペイロード(D&R:Deploy and Retrieval)の初期水中テストを完了したと発表した。このAQS-24D&Rは、米海軍の沿岸域戦闘艦(LCS)の機雷戦(MCM)ミッション・パッケージに用いられるもので、機雷対策無人水上船(MCM USV:Mine Countermeasures Unmanned Surface Vessel)に搭載して無人操作により機雷掃討を行なう。ちなみに、使用するAQS-24はソナー処理速度や画像解像度を改善したAQS-24Bとなっている。
ノースロップ・グラマンの海中システムを担当するAlan lytle副社長は今回の初期水中テスト完了について、「LCSのMCMミッションモジュールの運用上代表的な器材を使用しながら、信頼性ある無人機雷掃討作戦が実証されたことは重要なマイルストーン」とし、「厳しい条件下での長期間作戦のための更なる海上テストの準備を開始できる」と述べている。また、ノースロップ・グラマンは、AQS-24とUSVの統合により、AQS-24の全データを遠隔操作するオペレーターにリアルタイムで伝達し、記録した全ての作戦データのリアルタイムミッション分析(RTMA)を可能にするとしている。
※写真=機雷対策無人水上船(MCM USV)に搭載したAQS-24B機雷探知ソナー
(提供:ノースロップ・グラマン)