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日米、嘉手納飛行場の旧海軍駐機場の施設撤去へ
新駐機場整備後も続く発着、運用改善へ期待
日米合同委員会はこのほど、沖縄県・嘉手納飛行場の施設の解体について合意した。この施設は、海軍航空機の運用移転に関する支援施設だとしていて、旧海軍駐機場の格納庫などの施設となる。
同委員会では2009(平成21)年2月に、嘉手納飛行場の海軍機駐機施設を基地内別場所へ移設することで合意に至った。旧駐機場から滑走路を挟むおよそ反対側へ新駐機場を移設する工事を行って、2017年1月には整備が完了。新駐機場の運用を開始した。
この度、施設の撤去が決まった旧駐機場は、新駐機場整備が行われた後にも、たびたび使用されてきた。こうした運用に、近隣住民からは問題視する声が挙がっていたところ。旧駐機場施設の解体が決まったことで、今後正しい運用について期待される。
※図=解体が決まった嘉手納飛行場の旧海軍駐機場施設の位置(提供:防衛省)