記事検索はこちらで→
2018.06.07

WING

ボーイングとサフラン、APU共同事業展開で合意

米に合弁会社、設計・製造・サービスまで提供

 ボーイングとサフランは先頃、補助動力装置(APU)の設計、製造、サービスを共同で行うことで合意した。両社は50%ずつ出資して米国で共同事業を展開する。反トラスト法などの審査が完了後、2018年半ばにも合弁会社設立手続きを完了する見通し。
 ボーイングとサフランの関係ではこれまでに、737MAXに搭載するLEAP-1Bエンジンが、CFMインターナショナルを通じて供給していることが最も大きな取引関係。サフランとしては、エンジンメーカーとしてAPUの製造を行っているが、ボーイングの機体やサービス関係の知見を得ることで、APU事業を拡大したいという思惑が今回の合意の背景にある。