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ボーイング、IRSTブロック2搭載のF/A18を初飛行
配備前に搭載・飛行して、貴重なデータを収集
ボーイングは1月15日、赤外線探索追尾システムブロック2(IRST:Infrared Search & Track BlockII)を搭載したF/A18スーパーホーネットが2019年後半に初飛行したと発表した。2020年1月現在、IRSTブロック2の開発はリスク削減段階にあり、F/A18スーパーホーネットに搭載して飛行することで、ボーイングと米海軍がIRSTブロック2の配備前にシステムに関する貴重なデータを収集することができるとしている。
IRSTブロック2は米海軍が調達を予定しているF/A18スーパーホーネットブロック3の重要な構成要素の一つで、F/A18スーパーホーネットの光学および処理能力を向上し、戦闘空間全体におけるパイロットの状況認識を大きく改善するという。IRSTブロック2の派生型は2021年に海軍に納入する予定で、短期間で初期運用能力に達するとしている。
※写真=胴体下に新型IRSTポッドを装着したF/A18(提供:ボーイング)