ウイングトラベル
2019年の外国人旅行消費額は6.5%増の4.8兆円
1人あたりの消費額は3.5%増の15.8万円に
観光庁は2019年暦年の訪日外国人消費動向調査(速報)を発表した。それによると19年の訪日外国人旅行消費額は前年比6.5%増の4兆8113億円となり、7年連続で過去最高を更新した。また、旅行客1人あたりの支出額は3.5%増の15万8000円となった。国・地域別では中国が1兆7718億円と最も多く、以下台湾、韓国、香港、米国と続いた。19年はラグビーワールドカップ日本大会が開催。これによる消費額の押し上げ効果が見られたことが今回の実績につながったと見られる。ただ、政府目標として掲げる2020年の8兆円まではまだまだ開きがあるのが実情。オリパライヤーとなる2020年でいかに外国人旅行者に消費をしてもらえる環境を作っていけるかが課題となりそうだ。