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2020.01.20

ウイングトラベル

日本人出国者数、史上初の2000万人達成

田端長官、「大台に乗るのは大事」、大台超えに達成感
 本紙1月17日号で速報の通り、2019年の日本人出国者数は史上初めて2000万人の大台を達成した。同日の業界紙会見で田端長官は、アウトバウンド2000万人達成について改めてコメントし、「これまで色々やってきて、なかなか悲願の2000万人を超えなかった。とにかく達成する、超えることが大事。2019年にこだわってきた。これが超えたのは本当に達成感がある。本当に喜ばしい」と述べ、2000万人達成を喜んだ。
 とくに、海外旅行は経済情勢や社会情勢による影響が大きいことから、リーマンショックや3.11などによる影響で伸びきれずに来たと指摘。「近年は安倍政権における経済対策の強化によって株価も上がり、経済の好循環が生まれ、この2、3年は好調に伸ばしてきた」として、日本経済の安定成長も2000万人突破を後押ししたとの見方を示した。
 田端長官は、「昨年来、インバウンドでも影響を受けている韓国、香港などの影響で、2000万人に届くかどうかを心配する向きもあったが、皆さんの意欲と情熱が2000万人達成につながったと思う。関係者の努力で達成できた。その努力に敬意を表したい」と述べた。また、「大台に乗るのは大事。金メダルみたいなもの。次に向けた新たなチャレンジのステップになる」として、さらなる交流拡大に向けた取り組みに期待感を示した。
 具体的には、「航空増便や新規就航、とくに羽田の国際線が拡充する。これは大きなチャンスなので、アウトバウンドについてもしっかりこの勢いを加速したい」と関係者に発破を掛けた。

 

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