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2020.01.22

WING

陸自RDEC参加要員、湯浅陸幕長に出国報告

アジア各国軍訓練生を対象に教官養成訓練実施

 陸上幕僚監部では1月21日、国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC:The UN Project for Rapid Deployment of Enabling Capabilities)に教官団として参加する教官団長の阿部豪2等陸佐以下6名が、湯浅悟郎陸上幕僚長に対し出国報告を行った。
 教官団として参加するのは、第2施設団第10施設群の人員を基幹とする28名(内3名は女性自衛官)。今回は2月10日から3月13日までの間、ベトナム共和国において、アジアおよび周辺地域の各国軍からの訓練生約20名を対象に、ブルドーザ、油圧ショベルなど重機の操作・整備に係る教官を養成する訓練を行う。訓練内容としては、訓練計画の作成要領や、重機の操作・整備について座学と実地により教育する予定となっている。
 出国報告は防衛省本省内で行われ、阿部2佐が湯浅陸幕長に対し出国を報告。その後の懇談では、湯浅陸幕長から「RDECによる能力構築は、その国の国づくり・人づくりに直接寄与するもの。その成果、日本隊の協力という事実は残る」と述べ、「誠実に、人を育てるつもりで励んでほしい」と語った。また、環境が変わることから健康管理に留意して無事に帰ってくることを要望した。
 なお、教官団は2月1日に出国し、訓練終了後の3月17日に帰国する予定だ。

 

※写真=湯浅悟郎陸幕長に対し、出国報告する教官団長の阿部豪2等陸佐

※写真=湯浅陸幕長は「誠実に、人を育てるつもりで励んでほしい」と語り、無事に帰ってくることを要望した