ウイングトラベル
武漢の空港や駅、本日午前10時より一時閉鎖
成田・関空・中部・福岡から直行便、閉鎖なら欠航へ
新型コロナウイルスに関連した肺炎の感染拡大防止を図るため、中国武漢市政府は1月23日午前10時(日本時間で午前11時)より、武漢の空港や駅を一時的に閉鎖すると発表した。市内の都市バス、地下鉄、フェリー、長距離旅客輸送も停止する。特別な理由がない限り、市民は武漢市を離れないよう呼びかけている。空港などの一時閉鎖の解除時期は、別途発表するとしている。1月24日から始まる旧正月を前に、武漢を起点とした人の移動を制限することで、新型コロナウイルスのさらなる流行拡大に歯止めをかけたい考えだ。
この決定を受け、日本−武漢線を運航する航空会社は情報収集や対応に追われている。武漢の空港閉鎖が急遽決定したことで、対応を検討中としているエアラインも多く、直近の運航便では一部混乱も予想される。日本からは、成田−武漢、関空−武漢、中部−武漢、福岡−武漢線が運航されている。
成田−武漢線をデイリー運航する全日空(ANA)は、正式決定はまだとしつつも、空港が閉鎖となった場合には欠航するとしている。その場合、払戻や振替等の対応を行う。
※写真=中国8大空港の1つ、武漢国際空港