WING
ラインメタル、マルダーIFV耐用年数延長で独連邦軍と契約
1億1000万ユーロ、71両のドライブトレイン更新
ラインメタルは1月20日、ドイツ連邦軍との間で、同軍が装備するマルダー歩兵戦闘車(IFV)の耐用年数延長措置を1億1000万ユーロで契約したと発表した。
この契約では耐用年数延長措置として、71台のマルダー1 A5のドライブトレインを更新することになっていて、ラインメタルは2020年から2023年までの間に、コンバーションキットと車両ツールキット、特殊工具を78個、ロジスティクスサポートやスペア部品の初期在庫、訓練教育を提供することとなる。ドライブトレインの更新の最初の段階としては、全車両に新しいパワーパック(エンジン及び変速機)が取付けられ、マルダーIFVの出力は600馬力から750馬力に引き上げられるという。
ラインメタルはこの契約について、「耐用年数の延長により、1971年にドイツ連邦軍が配備したマルダーの能力が維持・拡張する」としているほか、チリやインドネシア、ヨルダンといったドイツ国外のマルダーIFVを採用している国の需要を獲得できる可能性を持っているとしている。