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ロシアン・ヘリ、Ka-62多目的ヘリの認証試験開始
ロシアン・へリコプターズは1月23日、Ka-62多目的ヘリコプターの認証試験を開始したと発表した。飛行試験を行う3機の飛行試験機は、480時間の飛行を含め、設計書要件への適合や飛行特性などを試験するとのことで、2020年中の完了し、型式照明の取得を予定している。ちなみに、この3機は既に予備試験プログラムの一環でフライトを正常に終えており、内1機は昨年開催した国際航空ショー「MAKS-2019」のフライトプログラムでデビューしているとのこと。
Ka-62は軍用のKa-60多目的ヘリコプターの民間機型で、サフラン・ヘリコプター・エンジンズ製の「Ardiden 3G(1680馬力)」を2基搭載。二重反転式のメインローターを採用することが多いロシア製ヘリコプターでは珍しい、5枚ブレードのメインローターとダクテッド式のテールローターを備えており、最大離陸重量は6.8トンで15名の乗客を運ぶことができる。
※写真=Ka-62多目的ヘリコプター(提供:ロシアン・へリコプターズ)