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2020.01.28

ウイングトラベル

サービス連合、ベア獲得目標年率1.0%以上に

2020春闘方針決定、6年ぶりに目標引き上げ
 
 サービス・ツーリズム産業労働連合会(サービス連合)は1月22日に中央委員会を開催し、2019年秋季生活闘争(秋闘)の総括と2020年春季生活闘争(春闘)の活動方針を決定した。19年秋闘については冬期一時金において前年を上回る結果となった。自然災害など業界を取り巻く環境が厳しい状況の中で粘り強い交渉を行い、成果を引き出せた点を評価した。一方、2020年春闘についてはベースアップに相当する「実質的な賃金改善要求」について、2014年以来年率0.5%以上としてきた要求目標を6年ぶりに1.0%に引き上げることを決定。サービス連合が中期的な賃金目標として掲げる「35歳年収550万円」の実現に向け活動を加速させていく方針だ。

 

 19年秋闘、冬期一時金平均1.23カ月に
 0.07カ月の上昇、環境厳しい中で各組合健闘
 賃金上昇において6年間で一定の成果
 目標実現へ一層団結、一時金は年間4.0カ月以上へ
 非正規雇用者と「同一労働、同一賃金」スタート
 不合理な待遇差の是正へ、組合への加入呼びかけも

※写真=2019年秋闘の総括と2020年春闘の活動方針について説明するサービス連合の後藤常康会長