レオナルド、スイス・コプター社を買収

新型単発ヘリ開発への投資を「SH09」で代替

　レオナルドは1月28日（米・アナハイム現地時間）、リンウッド社との間でスイス・コプターグループを買収する契約を結んだと発表した。コプターはスイスのベンチャーメーカーで、9人乗りの単発タービンヘリコプター「Kopter SH09」を開発している。ちなみに、日本ではエアロファシリティーが代理店を務めている。
　このM＆Aにおける買収金額は、クロージング時の固定対価1億8500万ドルと、2022年から始まるプログラム期間中の達成段階に応じたアーン・アウトで構成されるとのことで、買収処理は2020年第1四半期中に行われる。
　レオナルドは、コプターの買収により世界の回転翼機市場での盟主としての地位をさらに強化するとするほか、レオナルドの新型単発ヘリコプター開発への投資を代替するものと位置付けている。