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2020.01.30

WING

ロステック、Mi-38T多目的軍用ヘリを21年輸出開始

具体的な輸出先や機数は明らかにせず

 ロステック傘下のロシアン・ヘリコプターズは1月28日、Mi-38T中距離多目的軍用ヘリコプターを2021年から輸出を開始すると発表した。この契約は防衛機器輸出を行う国営企業のロソボロネクスポルト(Rosuboronexport)の契約によるもので、具体的な輸出先や機数については明らかにしていない。
 Mi-38Tは民間機Mi-38の軍用機型で、2019年にロシア連邦国防省に最初の機体が引き渡されて、運用試験を行っているところ。民間機型のMi-38は、巡航速度が時速250キロメートル、航続距離は880キロメートルで、5トンの積載量もしくは最大30名の乗客を運ぶことができる。
 軍用機型のMi-38Tでは、最大40名の空挺隊員を収容できるほか、野戦救護仕様では2名の衛生要員と最大12名の担架輸送または最大30名の着席者を収容となっている。このため、・・・

 

※写真=ロシアン・ヘリコプターズはMi-38T中距離多目的軍用ヘリコプターを2021年から輸出開始する(提供:ロシアン・ヘリコプターズ)

※写真=軍用機型のMi-38Tは競合機種に比べ、多くの人員を輸送できるとする(提供:ロソボロネクスポルト)