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2020.01.31

ウイングトラベル

WHO、中国武漢の新型肺炎に緊急事態宣言

旅行制限せず、日本含む3カ国で人から人感染

 世界保健機関(WHO)緊急委員会は1月31日未明(日本時間)、中国湖北省武漢市での新型コロナウイルス関連肺炎の発生状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC: Public Health Emergency of International Concern)」を宣言した。
 緊急委員会では、中国保健省の報告として、中国での感染症例は7711件、疑い症例は1万2167件で感染症例のうち1370人が重症、170人が死亡した。また、124人が回復して病院から退院している。SARSの時のような中国への旅行、ビジネス渡航、貨物輸送などの制限は見送った。

 

 厚労省、対応策講じる、国内14名感染へ

 (WHO)緊急委員会の新型コロナウイルスによる肺炎の緊急事態宣言を受けて、厚生労働省はWHOからの発表内容を精査した上で、必要な対応を講じると発表した。
 国内での感染状況は1月30日時点の11名から新たに3名確認され、14名に増えた。