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日本郵船第3四半期決算、NCA売上増も134億円損失
米中摩擦影響、固定資産検討で約157億円特別損失
日本郵船が発表した2020年3月期第3四半期決算(2019年4月1日〜12月31日)は、日本貨物航空(NCA)による航空運送事業として、売上高が前年同期比34.2%増の566億円となったが、経常損失134億円(12億円減)を計上した。米中貿易問題などで需要の減少が継続。貨物積載率と運賃の下落を招き損失になったという。さらに、想定以上に航空貨物市況が低迷したことを受けて、機体や、予備エンジン、部品など固定資産を対象とした回収可能性の見直しを図り、約157億円の特別損失を計上。そのうち機体は約95億円、そのほかで約62億円となった。
日本郵船全体としては、売上高が前年同期比9.5%減の1兆2532億円で、営業利益が324億円(279億円増額)、経常利益が384億円(418億円増)、四半期純利益が187億円(274億円増)となった。・・・・・