ウイングトラベル
国内の新型コロナ感染者数、45例に拡大
うちクルーズ船は20例に、無症状も4例
厚生労働省は、横浜港沖で検疫を行っているクルーズ客船内で新たに10例の確定症例が確認されたほか、2月5日には国内で新たに2例の患者が確認されたと公表した。これにより、新型コロナウイルスに関連した肺炎の日本国内の感染症例は、無症状病原体保有者の4例を含めて、45例に拡大した。
クルーズ船内で確認された20例の症例を除く25例のうち、4例が無症状病原体保有者。残る21例が症状を伴う患者となっている。
ダイヤモンド・プリンセスから新たに10人の感染確認
合計20人に、物資搬入のため横浜港に着岸
厚生労働省は2月6日午前、現在海上で検疫を行っているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から新たに新型コロナウイルスに関する検査結果が判明した71人のうち10人について新型コロナウイルスの陽性が確認されたと発表した。10人については神奈川県内の医療機関に搬送する予定となっている。
国交省、新型肺炎で3回目の対策会議
クルーズ船やバス事業者への対策強化を指示
国土交通省は2月5日、新型コロナウイルス感染症対策本部の第3回会合を開催した。赤羽一嘉国土交通大臣は会合前に行われた政府の対策本部で、ダイヤモンド・プリンセスの船内で陽性反応が確認され病院搬送が行われたことを説明した上で、クルーズ船への対応やクルーズの寄港地ツアーや中国・湖北省からの訪日ツアーを受け入れたバス会社において必要な情報提供を徹底することなどを指示した。
中国の確定症例2万8018例、死亡563人に
中国国家保健衛生委員会によると、2月5日24時時点の新型コロナウイルスによる肺炎の確定症例は、前日から3694例増えて2万8018例、死亡症例は73人(湖北省70人、天津1人、黒竜江省1人、貴州省1人)増えて563人に増えた。疑い症例は5328例増えて、2万4702例となった。