エアバスヘリ、H135代替重量を改良

航続距離・時間を延長可能に

　エアバス・ヘリコプターズは、H135の代替重量(AGW：Alternate Gross WeightAGW)を改良することを発表した。この新たなAGWを備えるH135では、離陸重量と有効搭載量がそれぞれ120キログラム増加するという。なお、エアバス・ヘリコプターズでは、今年中に欧州航空安全庁（EASA）および米連邦航空局（FAA）から認証を受けるとのことで、ヘリオニクスを装備したH135に適用することが可能としている。
　この改良を施すことにより、標準条件下で最大75海里（約139km）または航続時間を最大40分間延ばすことが可能になるとのことだ。
　新しいAGWは部品寿命の変動や追加検査がなく、H135の直接運航費と直接整備費に変動はない。また、AGWは有視界飛行方式および計器飛行方式に適応するという。

※写真＝H135の代替重量を改良。航続距離と時間を延ばすことが可能になる（提供：エアバス・ヘリコプターズ）