ウイングトラベル
KNT−CTHD、19年12月旅行総取扱額1.7%減
海外旅行4.9%増も国内旅行は6.6%減に
KNT−CTホールディングスグループ14社の2019年12月の旅行総取扱額は前年同月比1.7%減の354億1100万円となった。海外旅行は4.9%増の120億1500万円となったが、国内旅行が6.6%減の198億7900万円、外国人旅行が3.3%減の18億6500万円となったことなどが響いた。
海外旅行の内訳を見ると、団体旅行は11.2%増となった。一般団体は職場旅行などの取り扱い人数の増加や趣味・テーマ型の取り扱い単価が増加した一方で視察や研修旅行の取り扱い人数の減少により11.2%減となった。一方で学生団体は修学旅行の取り扱い単価の増加や教育関連の派遣事業や留学支援事業の取り扱いなどにより29.5%増と大きく上回った。
海外企画旅行については1.0%減となった。商品別ではホリデイはハワイやヨーロッパ、台湾方面の取り扱いが好調に推移したがアメリカ方面が不調だった。アジアは香港や韓国の低迷が続いているが他の地域は堅調に推移している。クラブツーリズムはイタリア、ロシア、バルト三国、北米も堅調に推移した。一方でカナダ、中国、アジア(香港、韓国)は不調が続いている。東南アジアではカンボジア、ベトナムが復調したが、タイ、マレーシア、シンガポールが低調に推移した。