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ボーイング、東南アジア市場の新造機需要は4500機
機体とサービスあわせて1兆5000億ドル市場
ボーイングは2月12日(シンガポール現地時間)、今後20年間(2019-2038年)の東南アジア地域における機体需要予測を明らかにした。急速な経済成長を遂げる東南アジア市場についてボーイングは、約4500機の新造機需要が見込まれると予測。金額に換算すると、実に7100億米ドルに達する巨大な市場となるという。旺盛な機体需要が見込まれることから、同地域における関連するサービス市場は20年間で7850億ドル見込まれるとしており、機体需要および関連サービスはあわせて1兆5000億ドル規模に達するとの見方を示した。
ボーイングは東南アジア地域の航空機市場は急速に拡大しており、とりわけベトナム、タイ、インドネシアの3カ国は、2010年以降、もっとも多くの座席数を追加した上位10カ国に名を連ねているとしている。
ボーイング民間航空機部門バイスプレジデントのランディ・ティンゼス氏は「自由化を続ける市場で拡大する中流階級とともに、強力な国内、地域、国際的な観光部門と相まって、東南アジアは世界最大の航空市場の1つになった」とコメント。「3カ国のなかでもベトナムが最も力強く成長しており、年間15%もの成長を遂げた。タイ、インドネシアもそれぞれ年間約10%成長している」との見解を示し、これらの3カ国の航空市場の成長力に触れた。・・・
東南アジアの乗員など18万2000人必要