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伊丹空港、地下水浄水処理施設を整備
災害時に備え新給水ラインを確保
関西エアポートは2月14日、運営する伊丹空港内に、万一の災害時に備えた地下浄水処理施設を新たに整備することを発表した。2月28日から運用を開始する計画で、年間約15万立法メートルを供給する。
この地下浄水処理施設を整備することで、汲み上げた地下水は生物ろ過装置や逆浸透膜によって浄化。災害時などに水道が断水した時に、新たな給水ラインとして確保するほか、周辺地域住民の非常水として利用することも可能になるとしている。平常時においても、上水道とあわせて空港内の施設で利用する。
関西エアポートによれば、地下水を旅客の飲料水として使用することは、全国の主要空港では初めてとしている。
※画像=伊丹空港に地下水浄水処理施設を整備。災害時の対応を強化する(提供:関西エアポート)