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2018.06.11

WING

米国防省、P&WにF135エンジン135台を発注

F-35戦闘機搭載用の20億ドルの第11次契約に

 プラット&ホイットニーと米国防省は先頃、3種類のF-35戦闘機向けのF135エンジンの第11次ロット契約を締結したと発表、契約額は約20億ドルで135台の同エンジンを製造する。機体側の第11次低率初度生産契約に対応するもので、エンジンの製造に加え、プログラム管理、技術支援、プロダクト・サポート、スペア・モジュール、スペア部品を含んでいる。
 135台の内訳は通常離着陸型のF-35A向けと艦載型のF-35C向けを合わせた通常エンジンが110台、リフト・ファンなどの追加された短距離離陸垂直着陸型のF-35B向けが25台となっている。国防省に対しては納入価格低減活動を続けており、第10次ロット契約に比べ通常エンジンで0.34%、垂直着陸型エンジンでは3.39%の価格低減を実現したとしている。P&Wによると2009年当時に比べれば価格は半減しているという。これまでに納入されているF135エンジンは合計375台となっており、今回受注した第11次ロット分の納入は今年から始まる。