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海賊対処1月、航空隊の飛行は20回約130時間に
水上部隊は護衛2回実施、情報収集活動は別途公表に
統合幕僚監部は、海賊対処のためにジブチ・アデン湾へ派遣した航空隊および水上部隊の2020年1月の活動状況をまとめた。P-3C哨戒機による航空隊の活動は、飛行回数が20回(累計2448回)で、飛行時間が約130時間(累計約1万8300時間)になった。活動中に確認した商船は約1600隻(累計約20万3200隻)で、護衛艦、諸外国艦艇など、民間商船へ約60回(累計約1万14480回)の情報提供を行った。また、水上部隊の活動では、護衛回数は2回(第831、832回護衛)で、護衛隻数は2隻(累計3904隻)だった。この船舶は日本事業者が運航する外国船籍船が1隻(累計688隻)と外国船籍船が1隻(累計3194隻)となっている。なお、航空隊・水上部隊ともに海賊行為などの事案への対処はなかった。
ちなみに、航空隊は1月20日以降はアデン湾およびアラビア海北部西方公海で、中東地域における日本関連船舶の安全確保に必要な情報収集活動も実施しているが、その活動状況は別途公表するとしている。