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2018.06.11

WING

小野寺防相、GAOのF-35A改善指摘で「確認して修正」

米会計検査院が966件の技術的問題指摘

 小野寺五典防衛大臣は6月8日の閣議後会見で、航空自衛隊で配備を進めるF-35Aについて、米国の会計検査院が米国時間の5日、966件の技術的問題を指摘して議会に報告書を提出したことを受けて、このたびの指摘の内容を改めて米国へ確認した上で、空自の機体でも「改善すべき点があれば、逐次修正していく」と述べた。
 配備が進む三沢基地では8日現在、新配備のものを含め8機のF-35Aが運用態勢に入っている。同機体の実運用開始は2020(平成32)年度以降の予定で、運用性能に関する試験などを行っているところ。現時点では、試験段階の運用や、飛行の安全性に影響する問題は起きていないとのこと。小野寺大臣は改めて、F-35Aの高い性能が日本の防衛力強化に大きく貢献するとして、引き続き現行計画どおり導入を進める考えを示した。