ウイングトラベル
オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方ミッション来日
日本人宿泊者数3年後に1.5倍増の15万人へ
フランス中南部のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方圏のローラン・ヴォエキ議長を団長とするミッションが来日し、2月19日に東京都港区の駐日フランス大使館で記者発表会を行った。記者発表では観光促進に向けて山岳観光や食に関するプロモーションを強化していく方針を示した。また、産業面で日本との交流促進を図るため日本の愛知県とパートナーシップ協定を結ぶことを明らかにした。
また、会見後に本紙などとのインタビューに応じた同地方観光局のリオネル・フラスール局長は「日本は重要なマーケットである」とした上で旅行会社に対して、同地方にある多彩な観光資源の魅力を訴求するためのプロモーションを強化するとともに、宿泊を伴う滞在型の旅行商品の造成を促す取り組みに力を入れていき、3年後に日本人宿泊者数を現状の約10万人から15万人への上積みを目指していく考えを示した。
スノーリゾート強化で日本とのパートナーシップ構築へ
日本のスキー場の再投資をサポート
※写真=オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方圏のローラン・ヴォエキ議長
滞在型の観光を訴求、多彩な需要に対応可能
美食に関する大型プロモ「美食の渓谷」を実施
一方、フラスール観光局局長は日本の市場に対して山岳ツーリズム、美食、サイクリング・ウォーキング、アウトドア、温泉という5つのテーマを積極的に訴求していきたい考えを示した。フラスール局長は「オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方には、女性の一人旅からシニア層までさまざまな旅行者層を受け入れることができる豊富な観光資源が揃っている」とアピールした。
また、中心都市のリヨンまではパリからTGVで2時間弱で訪れることができるほか、エミレーツ航空やカタール航空、ルフトハンザドイツ航空を利用すれば、一度の乗り継ぎで直接リヨンを訪問することができるなどアクセスの良さも訴求。「日本人旅行者にはパリ以外のフランスの地方部を訪れ、フランスの文化や地元住民の生活に触れてもらいたいと思っている。その中でもパリからアクセスが容易なわれわれの地方を訪れてもらいたい」と強調した。
※写真=オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方観光局のリオネル・フラスール局長