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スターフライヤー、次期中計で国際線強化へ
次期中期計画骨子編を策定、5月上旬発表
スターフライヤーは2月19日、次期中期経営戦略2025(骨子編)を策定したことを発表した。このなかでスターフライヤーは新路線展開・国際線を軸とした成長市場への挑戦を掲げるなど、新たな路線ネットワーク戦略を描くことを決めた。2020年度までの現計画を踏まえつつ、新たな次期計画を打ち出して、劇的に変化する経営環境に対応する。新中期経営戦略の具体的な中身は、今年5月上旬にも発表する計画だ。
スターフライヤーはこれまで「らしさの追求2020」を掲げて、独自性を活かした戦略の深堀りを図ってきた。ただ、そのスターフライヤーを取り巻く環境は、決して平坦なものではない。
足元の国内航空市場は、世界的にみても強力なフルサービスキャリア2社がどっしりと構えているほか、LCC各社も台頭。LCCは国内線ネットワーク便数を拡充しており、競争環境はかなり激しい。一方で少子高齢化による人口減少という社会構造も、スターフライヤーの成長には上蓋となる。一時はLCCの登場で日本国内の航空需要が拡大したものの、その勢いにも陰りが見え隠れするようになり、航空会社各社は国際線市場に活路を見出すようになる動きを強めている。
スターフライヤーは独自の上質なサービスを追求してきたが、さらなる成長を描くためには、次期中期経営戦略期間中に、次の10年を生き残るための新戦略を打ち出す必要がある。
そこで今回まずは骨子編を策定したかたちだが、2030年度に向けて想定される様々なビジネス環境変化を踏まえ、3つの重点方針を定めた。その3つの重点方針とは、「新路線展開と更なる成長」「ビジネスモデルの進化」「経営基盤の強化」。
「新路線展開と更なる成長」では、・・・
※写真=スターフライヤーは国際線展開など、新たな中期計画を打ち出す