記事検索はこちらで→
2020.02.25

WING

自衛隊のコロナ災害派遣、クルーズ船乗客など搬送

伊・英国人など帰国者を羽田へ輸送支援

 防衛省・自衛隊による新型コロナウイルス対策の災害派遣は10月25日10時現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で救急車4両が待機態勢を維持して、所要に応じた患者の搬送を実施する予定としている。約10人の隊員が自衛隊バスによって、PCR陽性の無症状者約20人を愛知県の医療施設へ搬送する予定だ。さらに、チャーター機で帰国する外国人乗員に対して、自衛隊車両によって羽田空港へ輸送を行う。
 クルーズ船対応としては前日24日、救急車2両でクルーズ船内の患者2人の搬送を実施した。また21日には、イタリア人などの手荷物をクルーズ船からトラックまで搬出支援を実施。それとともに、自衛隊の大型バス3両および特大型トラック2両で、イタリア人など約40人を羽田空港へ輸送した。21日から22日朝には、イギリス人の手荷物の搬出支援を行い、自衛隊大型バス3両および特大型トラック1両で、約30人と手荷物を羽田空港へ輸送した。
 この災害派遣で活動する隊員は活動拠点・宿泊場所としてPFI船舶「はくおう」を活用する。「はくおう」では引き続き、客室など約150室を隊員の活動拠点・宿泊場所としている。民間フェリー「シルバークィーン」については、・・・

 

※写真=21日のイタリア人乗客の搬送(提供:防衛省)