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国土の0.07%が在日米軍施設、沖縄県は8.11%に
日本全体の7割が沖縄に集中、本土と大きな開き
防衛省が発表した在日米軍施設・区域は、2020年1月1日現在、日本国内に78施設・区域が存在し、国土面積に対して0.07%を占める2億6317万6000平方メートルになる。そのうち沖縄県には31施設・区域あり、面積が1億8494万4000平方メートルになる。これは、在日米軍施設全体のうち70.27%を占めることになり、県外移転など徐々に進めつつある状況ながら、いまだに沖縄の負担が大きいことを示すものとなった。
在沖縄米軍施設については、県全体の面積のうち8.11%を占める。沖縄以外の47施設・区域は、合計の面積が7823万2000平方メートルで、国土面積に占める割合は0.02%に留まるかたちで、沖縄県と他自治体とでは大きな開きがある状況だ。
また、沖縄に次いで米軍施設の面積が大きい自治体は、青森県の2374万3000平方メートルになる。米軍施設全体のうち9.02%を占め、三沢飛行場などを持つ。これに続くのは、神奈川県の1473万1000平方メートル(5.6%)で、東京都の1319万3000平方メートル(5.01%)、山口県の867万2000平方メートル(3.3%)となった。
面積の大きい米軍施設を順に見ると次のとおり。
▼沖縄:キャンプ・ハンセン=4811万4000平方メートル
▼沖縄:北部訓練場=3533万1000平方メートル
▼沖縄:嘉手納弾薬庫地区=2658万4000平方メートル
▼沖縄:キャンプ・シュワブ=2062万6000平方メートル
▼沖縄:嘉手納飛行場=1985万5000平方メートル
▼青森:三沢飛行場=1578万平方メートル
▼山口・広島:岩国飛行場=864万8000平方メートル
▼沖縄:伊江島補助飛行場=801万5000平方メートル
▼青森:三沢対地射爆撃場=765万5000平方メートル
▼東京・埼玉:横田飛行場=713万6000平方メートル
※図=1月1日現在の自治体別在日米軍施設・区域の面積(提供:防衛省)