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河野防相、自衛隊災害派遣の体制見直しなど言及
増える災害に対応必要も、練度維持など問題に
河野太郎防衛大臣は、防衛省・自衛隊の災害派遣のあり方について見直しが必要との見解を示した。派遣が長期化すれば、自衛隊の練度維持や、即応性の維持に問題が生じかねないため、活動に従事する隊員の期限や引き継ぎなど、ルールづくりが必要だとした。
これは、去る2月21日の閣議後会見で示した考え。河野大臣は、気候変動などの影響で、今後も台風などのような災害が増加していく考えを示すと、自立的に行動できる自衛隊の果たす役割は大きく、予期できる大災害には最大限の準備を行って備える姿勢が大事だと説明した。しかし災害対応の活動が「だらだらといつまでも続くというのは自衛隊の練度を維持、即応性を維持する上で問題になりかねない」と、考えを示した。活動引継のルール決めなど、関係機関と相談したい考えだ。