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2018.06.12

ウイングトラベル

法務省、顔認証ゲートの運用空港を拡大

11月までに成田、福岡など5空港に137台導入

法務省入国管理局は昨年羽田空港で運用を開始した顔認証ゲートについて、今月から成田空港、中部空港、関西空港、福岡空港に順次拡大していくと発表した。政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」の中で最先端技術を活用した革新的な出入国審査の実現を盛り込んでおり、顔認証ゲートの導入もこの一環として展開するもの。今年11月までに日本人出国、帰国審査場にあわせて137台導入する計画だ。
 顔認証ゲートは、パスポートの顔写真ページをリーダーに置くと機械が自動的にIC旅券の情報を読み取る。その後、ゲートの内蔵カメラで写真を撮影。その後、顔認証処理を行い問題がなければゲートが開き通過することができるという仕組みとなっている。
 政府は明日の日本を支える観光ビジョンで、20分以内の出入国審査の実現を目標に据えて、さまざまな技術を用いた出入国審査システムの導入を進めている。これまでにバイオカート(個人識別情報取得機器)や保安検査におけるボディースキャナーの導入を進めてきた。

 

※写真=顔認証ゲートの概要(法務省提供)