ウイングトラベル
UNWTOとWHOが新型コロナで共同声明
必要以上の旅行制限に警鐘、各国・組織と連携
世界保健機関(WHO)と国連世界観光機関(UNWTO)は2月26日、新型コロナウイルス感染症への対応に協力して取り組むとの共同声明を発表した。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受けて、各国の旅行・観光セクターの指導に協力して当たるほか、必要以上の旅行制限は観光分野や国際交通に悪影響を引き起こす可能性があるとして警鐘を鳴らしている。今後も影響を受ける国や地域とより一層連携していく。
WHOは去る1月30日、新型コロナウイルスの発生が国際的な公衆衛生上の緊急事態であると宣言したが、当時の入手可能な情報に基づき、旅行や貿易の制限については推奨していなかった。新型コロナウイルスの封じ込めのためには国際協力が不可欠としつつ、UNWTOとWHOは国際的な交通や貿易への不必要な影響を最小限に抑えつつ感染症対策が実施されるよう、関係者と緊密に連携していくとしている。