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航空各社、国内線航空券手数料なしで変更・払い戻し対応
マイル使った特典航空券や国内ツアー航空券も対象
日本政府が新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を発表したことを受けて、全日空(ANA)、日本航空(JAL)を筆頭とした国内航空会社各社は、航空券取り扱いにかかわる特別対応措置を、相次いで発表した。各社は2月28日から3月19日搭乗分を対象として、手数料なしで予約を変更もしくは払い戻しをする対応を講じている。
そのうち全日空(ANA)は2月28日~3月19日の搭乗日を対象として、国内線特典航空券、国内ツアー航空券を含む国内線全航空券に関して、「理由を問わず」に予約便の変更、払い戻しを手数料なしで受け付けている。ANAは当初、3月12日搭乗分までを対象としていたが、利用者から多数の要望があったとして、対象搭乗期間を急遽一週間延長することを決めた。
3月19日搭乗分までは理由を問わずに手数料なしで対応しているが、ANAは3月末までの搭乗分については、予約センターに申し出があれば事情をヒアリングした上で、何らかの対応を講じるとしている。
一方、日本航空(JAL)も2月28日~3月19日搭乗分を対象として、国内線の全ての航空券の変更・払い戻しを手数料なしで受け付けている。今回の対応に関してANAと同様、国内線特典航空券などマイルを使った航空券のほか、国内ツアー航空券など、運賃種別は問わない。
ANA、JALともに問い合わせ窓口が混雑しており、電話が繋がりにくい状況が続いている様相。対象期間内であれば、便出発後であっても、コールセンターにおいて変更・払い戻し手続きが可能だとしている。
また、スカイマーク、ソラシドエア、スターフライヤー、AIRDO、フジドリームエアラインズ、IBEXエアラインズらも2月28日~3月19日搭乗分を対象に、国内線航空券を手数料なしで変更・払い戻し対応を講じており、国内線を運航する各社が新型コロナウイルス感染拡大対応を拡大しているところ。