記事検索はこちらで→
2020.03.02

ウイングトラベル

日本旅行増収増益決算、最終利益16億円に  

販売高、GW効果で国内・訪日好調、海外微減

 日本旅行の2019年度(1−12月)連結決算は、営業収益が前年比5.4%増の547億4800万円、営業利益が69.2%増の15億3500万円、経常利益が44.5%増の25億1600万円、最終純利益は2.5倍増の16億2400万円の増収増益となった。
 また、日本旅行単体決算は、販売高が4.9%増の4510億2800万円、営業収益が5.3%増の464億3600万円、営業利益384.8%増の10億6400万円、経常利益25.2%増の18億1100万円、最終純利益276.1%増の11億600万円と大幅に改善された。

 

 2020年度は人員増とシステム投資増を計画

 2020年度(1-12月)連結業績予想は、営業収益が520億円、営業損失2億8000万円、経常利益5億1000万円、最終純利益2億8000万円を見込んでいる。また、日本旅行単体業績予想は、営業収益455億5000万円、営業損失2億9000万円、経常利益5000万円、最終純損失5000万円と連結業績は営業損益ベースで、単体業績は営業損益、純損益ベースでそれぞれ赤字を予想している。

 

■「TRANSFORM 2025」営業利益20億円規模
 25年度中核分野64%に拡大、ネット販売6割増
日本旅行リテイリング、4月1日に営業開始

 日本旅行は、先に発表した2020年度から25年度までの中期経営計画「TRANSFORM 2025」の経営目標と計画数値を発表した。それによると、最終年度の2025年度の営業利益は20億円規模の達成を目標とし、そのために構造改革による収益基盤の確立と社員のモチベーション向上を図る。x
 具体的な日本旅行単体の2025年度収支計画は、販売高が19年度比10億円増の4520億円、営業収益が20億円増の484億円、営業利益が7億円増の17億円を目標とする。
 この中で、中核分野はインバウンドが129億円増の667億円、教育旅行は26億円増の456億円、MICEは84億円増の400億円、BTMは45億円増の575億円、インターネット販売が286億円増の780億円で、インバウンドとインターネット販売の目標が高い。

 

※日本旅行中期経営5カ年計画「TRANSFORM 2025」の計画数値(日本旅行提供)