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空飛ぶクルマ開発のテトラ、プラット&ホイットニーから10万ドル
東大大学院生設立企業が国際開発レース「GoFly」で快挙
東京大学大学院に在籍する中井佑(なかい・たすく)氏が設立し、垂直離着陸電動航空機(eVTOL)、いわゆる空飛ぶクルマの開発を進めるであるテトラ・アビエーションが、1人乗りeVTOL開発レース「GoFly」において、プラット・アンド・ホイットニー・ディスラプター賞を受賞した。この賞は最も革新的な機体を開発したディスラプター(破壊的イノベーター)に送られるもので、副賞として賞金10万ドルを獲得することに成功。ちなみに、ボーイングが選定するグランドプライズおよび部門賞の受賞者は該当チームなしに。その結果、テトラ・アビエーションが唯一の受賞チームとなった。なお、テトラ・アビエーションでは2025年の実用化に向けて、eVTOL機の開発を加速するとしている。
テトラ・アビエーションによれば、去る2月27日~29日に米国カリフォルニア州マウンテンビューにNASAエイムズ研究センター内のモフェット飛行場で行われた最終飛行審査におけるデモ飛行に挑み、その結果として受賞したという。・・・
※写真=最終飛行審査で飛行するテトラ・アビエーションのteTra Mk-3E〈テトラ3〉(提供:テトラ・アビエーション)
※写真=テトラ・アビエーションが「GoFly」で賞金10万ドルを獲得。受賞式の様子(提供:テトラ・アビエーション)
※写真=テトラ・アビエーションは2025年の実用化に向けて開発を加速する(提供:テトラ・アビエーション)