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ボーイング、T-7A飛行試験中のエンジン再始動に成功
2023年の米空軍納入向け新たなマイルストーンクリア
ボーイングは2月27日(米国セントルイス現地時間)、開発中の米空軍向けジェット練習機T-7Aレッドホークの飛行試験において、空中で停止したエンジンの再始動することに成功したことを発表した。ボーイングは2023年に、T-7Aレッドホークを米空軍に納入する。
T-7Aレッドホークは単発機で、そのエンジンにはGE社製のF404を搭載。試験はイリノイ試験エリアの高度2万フィート上空で行っており、エンジンが停止した状態で48秒間飛行し、その後、エンジンを再始動することに成功した。
試験は、T-7Aチーフパイロットであるスティーブ・シュミット氏とボーイングのパイロットであるウィリアム・ベリーマン氏が臨んだ。シュミット氏によれば、この試験は「パイロットが緊急時にエンジンを停止し、再び電源を入れなければならない場合に備えて、バックアップ用に構築されたサブシステムのテスト」とのことで、米空軍への機体納入に向けた大きなマイルストーンの一つであることに触れた。・・・
※写真=T-7Aレッドホークが空中でのエンジン停止・再始動試験に成功(提供:ボーイング)