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2020.03.04

WING

ボーイング、米陸軍向け将来攻撃偵察ヘリコンセプトを公開

FARA全5社提案出揃う、年内に2社とプロトタイプ開発契約へ

 ボーイングは3月3日(米国アリゾナ州メサ現地時間)、米陸軍の将来型攻撃偵察機(FARA:Future Attack Reconnaissance Aircraft)のプロトタイプ開発・製造に対するボーイング案「Boeing FARA」のコンセプトを公開した。ボーイングを含め計5社がFARA開発に名乗りを上げており、米陸軍は今年中に2社とプロトタイプ開発・製造契約を締結し、2023年に初飛行することを計画中だ。
 米陸軍は、2018年にベルOH-58Dカイオワウォリアの後継機として、FARAの開発計画をスタート。昨年にはボーイングのほか、ベル・ヘリコプター、シコルスキー、L3ハリスとAVXエアクラフトによる共同提案、そしてカレム・エアクラフトという5社との間で、候補機の設計契約を締結。すでにベル・ヘリコプターは「360 Invictus」を、シコルスキーは「Raider X」、L3ハリスとAVXエアクラフトによる共同提案機、そしてカレム・エアクラフトの「AR40」は公開済みで、ボーイングは最後発での公開となった。・・・

 

※画像=ボーイングが公開した米陸軍向け将来攻撃偵察ヘリのイメージ(提供:ボーイング)

Road Made of Wooden Planks Running Through the Wilderness Forest in Alaska.

※画像=米陸軍はOH-58Dカイオワウォリアの後継機として開発する。5社が提案中で年内に2社とプロトタイプの開発・製造契約を結ぶ(提供:ボーイング)