日本政府、中国・韓国到着機を成田・関西に限定

コロナ対策で入国者抑制、発行済ビザ効力停止

　日本政府は3月5日、新型コロナウイルス（COVID-19）感染対策で中国および韓国から飛来する航空機の到着空港を成田空港、関西空港に限定することを決定した。これは中国および韓国からの入国者数を抑制するための措置。さらに中国、韓国に対しては、船舶での旅客運送を停止するとしたほか、発行済みの一次ビザおよび数次ビザの効力を停止する。それらの措置は、周知期間を置いて9日午前0時から運用を開始。当面3月末まで実施すると発表した
　安倍晋三内閣総理大臣は、新型コロナウイルス感染症対策本部（第17回）を開き、それらの新たな措置を講じることとした。さらに、中国や韓国からは一部地域の入国拒否措置を講じてもなお人の流入が続いているため、両国からの入国者に対する検疫を強化する。中国・韓国からの入国者は、検疫所長が指定する場所で2週間待機する。国内ではさらに、公共交通機関を使用しないよう要請するとした。・・・