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2020.03.09

WING

新型コロナ対応、機内サービスも相次ぎ縮小

飲料やアメニティ、機内販売など休止に

 航空会社は新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、機内サービスを一部変更する対応を開始した。国内線で飲料の提供を休止したり、あるいは国際線の一部の路線で提供する機内食や飲料の種類を絞り込んでいるほか、機内販売の休止、新聞・雑誌の提供休止、機内誌の座席ポケットへの提供休止、さらには毛布などといった各種アメニティの提供サービスの休止することを発表。空港ラウンジで提供する食事などについても、個食、個別包装で対応するとして、提供メニューが限定される可能性があるとするなど、幅広い機内・空港サービスに影響が生じている様相だ。
 新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の航空輸送ネットワークをズタズタにしている。日本の航空会社が運航する国際線・国内線も需要減退という、止むに止まれぬ事情によって運休・減便が急速に拡大しており、依然として歯止めがかからない。
 そうしたなか各社の機内サービスおよび空港ラウンジサービスにも様々な変更が生じている。機内サービスやラウンジサービスでの対応について航空各社は、旅客と乗務員、社員の安心・安全な環境を守るための予防措置だとして、理解を呼びかけている。
 例えば、全日空(ANA)は同社のホームページにおいて、各種機内サービスを一部で変更する内容を具体的に表明。国内線における飲料提供について、3月6日からプレミアムクラスではワイン、ビール、コーラ、水に限定。同クラスで提供していた枕、毛布の提供も休止した。一方、普通席は全路線で飲料の提供を中止することのほか、毛布の提供を中止したことを明かした。
 またANA国際線では、3月5日からビジネスクラスの一部路線でサービスを変更。すでに運休・減便などの対応が拡大している中国関連路線の瀋陽、北京、大連、青島、武漢、成都、上海(虹橋・浦東)、杭州、厦門、広州、香港、そして韓国の金浦線を対象とした。当面の間、これらの対象路線では和食のみの提供として、飲料についてもペットボトルの水、コーラ、ビール、赤・白ワインに限定して提供するとしている。
 加えて、瀋陽、北京、大連、青島、武漢、成都、上海(虹橋、浦東)、杭州、厦門、広州、香港線ではビジネスクラスの機内食事前予約サービスも、当面の間、休止する。
 国際線エコノミークラスの機内サービスにおいても、・・・・・・・・・・・・・・・・。

 ソラシド、機内誌の座席ポケット搭載を休止
 クッション、ブランケットなどの提供も休止
 スターフライヤー、毛布や充電器など貸出休止
 チョコレート提供も休止に
 ADO、機内販売や毛布サービス休止
 ピーチも機内販売を全て休止に