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2020.03.10

WING

ボーイング、エバレット工場で新型コロナ発生

スタッフ1名の感染確認、消毒作業など対応も
 
 ボーイングは3月9日(米国ワシントン州現地時間)、同社エバレット工場で働く同社の1名のスタッフが、新型コロナウイルス「COVID-19」に感染したことを発表した。
 ボーイングによれば、検査の結果、陽性反応だったスタッフは現在は治療中とのこと。同社スタッフの濃厚接触者については、検査を受けることと共に自宅待機を要請。一方、作業エリアと共用スペースでは消毒作業を行うなど、対策を講じたという。
ボーイングは陽性反応がみられたエバレット施設のスタッフに対して、全面的なサポートを講じていくとしているほか、従業員とその家族の健康と安全を確保するための行動をとるとしている。
 ボーイングでは、エバレットやレントンなど、ピュージェットサウンド地域のスタッフに対して、在宅勤務の可否を尋ねるなど、スタッフとコミュニケーションを講じることで、適切な安全衛生対策を講じることを推奨しているという。
 なお、ボーイング民間航空機部門の本拠地である米国ワシントン州では新型コロナウイルスの感染が拡大しており、ワシントン州シアトル・キング郡の公衆衛生局によれば、3月2日の時点でワシントン州の死者は6人にまで増加。同州は非常事態宣言を既に発出している。

 

※写真=ボーイング民間航空機部門の拠点であるエバレット工場にも新型コロナウイルスの魔の手が。スタッフ1名の感染が確認された。写真はエバレット工場(提供:ボーイング)