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2020.03.11

WING

MDAが進めるアラスカのLRDR施設が完成間近に

クリア空軍基地にアンテナパネル10個を納入

 ロッキード・マーティンは3月10日(米国アラスカ夏時間)、米国ミサイル防衛庁(MDA)が進める米本土の弾道ミサイル防衛用に配備する次期警戒管制レーダー(LRDR)施設が完成間近となり、最初のアンテナパネル10個を納入したと発表した。このLRDRプログラムではロッキード・マーティンのSバンドレーダー技術を用いており、その技術を基にしたAN/SPY-7(V1)は日本のイージス・アショアのレーダーを始め、各国の将来海軍艦艇プログラムのレーダーに選定されているところ。
 アラスカ州・クリア空軍基地で建設中のLRDR施設は、合計20個のアンテナパネルで構成する2つのレーダーアンテナアレイを備えることになっている。レーダーシステムの設置と統合作業は2019年から開始しており、2020年中の運用開始を目指している。

 

※写真=アラスカ州・クリア空軍基地で建設中のLRDR施設(提供:ロッキード・マーティン)