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ロッキード、2回目のPrSM飛行試験が成功
HIMARS発射装置との統合など確認、約180キロ飛行
ロッキード・マーティンは3月10日(米国中部夏時間)、米陸軍が進める次世代短距離弾道ミサイルのPrSM計画用に設計した弾道ミサイルが、2回目の飛行試験に成功したと発表した。
試験はミサイルの飛行軌道、発射から着弾までの射程および正確性、HIMARS発射装置との統合、ミサイルの全体的な性能などの確認が目的に、ニューメキシコ州ホワイトサンズ・ミサイル試験場で実施。HIMARS発射装置から発射したPrSMは、目標エリアまで約180キロメートルを標準軌道で飛行し、非常に正確に着弾したとのこと。
ロッキード・マーティンは、今回の試験は昨年12月に行われた最初の試験に続く完璧な結果だったとし、「今日の試験は、我々がPrSMに組み込んだ信頼性や精度など重要な能力を実証した」と述べている。
PrSMは前述のように米陸軍が開発を進める最大射程を約499キロメートルとする短距離弾道ミサイルで、米陸軍が装備する既存の多連装ロケットシステムHIMARSやM270(MLRS)と互換性がある。
※写真=HIMARS発射装置から発射したPrSMは、目標エリアまで約180キロメートルを標準軌道で飛行し非常に正確に着弾した(提供:ロッキード・マーティン)
※写真=PrSMは最大射程を約499キロメートルとする短距離弾道ミサイルだ(提供:ロッキード・マーティン)