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2020.03.11

WING

ANA、中国・韓国線の需要減対応を拡大

羽田-北京は成田発着に切り替えも

 全日空(ANA)は3月10日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減退の影響で、中国および韓国関連路線の運休・減便対応の拡大と、羽田-北京線の発着地を成田空港に変更する方針を固めた。3月10日付で発表した国際線の運休便数は74便。ANAによると、新型コロナウイルスの感染拡大による国際線の運休・減便対応は、中国路線で1803便、全体で1957便にまで拡大する。ちなみにANAの中国路線の需要は9割減となるなど、厳しい状況が続いている。
 新たに減便・運休などの対応措置を拡大する路線は、羽田-北京、成田-大連、成田-厦門、羽田-広州、羽田-香港、成田-香港、そして羽田-金浦の計8路線。
 羽田-北京線は3月12日~28日まで運休を継続することとし、一方で成田-北京線(週7往復)を新設して対応する。これは政府が中国・韓国線の発着空港を、成田・関西空港に限定したため。この政府方針により羽田を発着地とする中国路線は運航することができず、ANAとしては首都圏と北京を繋ぐ路線が絶たれてしまうことを避けるべく、成田にシフトする方針を固めた。・・・