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山崎統幕長、ベトナム・タイ訪問で防衛協力促進
アジア重要国と関係強化、現地訓練など視察
統合幕僚長の山崎幸二陸将は3月1日から7日まで、ベトナムおよびタイを訪問して各国軍の制服トップと会談。地域の安全保障環境について認識を共有し、日本との関係強化を図った。
ベトナムではリック国防大臣を表敬訪問し、ザン総参謀長と会談した。この会談では、日越共同ビジョンなどに基づいた、日本とベトナムとの防衛協力・交流の一層の強化を図った。同国はASEANの2020年議長国で、「自由で開かれたインド太平洋ビジョン」実現のための重要な役割を担う。そのため山崎統幕長は、幅広い意見交換を行って防衛協力ならびに交流の促進に同意した。また併せて、ベトナムで実施している国連PKO支援部隊早期展開プロジェクトを視察。ブータン、カンボジア、インドネシア、ネパール、ベトナムから参加する20人に対して、陸上自衛隊教官団が効果的に国際平和維持活動の教育を実施している状況を確認した。
※写真1=写真左はザン総参謀長との会談の様子、写真右はリック国防大臣への表敬(提供:統合幕僚監部)
※写真2=国連PKO支援部隊早期展開プロジェクトの陸自教官団と参加者(提供:統合幕僚監部)
※写真3=ポンピパット国軍司令官と会談前の記念撮影(写真左)、シャイシャン国防副大臣への表敬の様子(提供:統合幕僚監部)
※写真4=山崎統幕長はコブラ・ゴールド20の閉会式に参加した(提供:統合幕僚監部)