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OKI電線、真円度0.25ミクロンの放電加工機用電極線
5月販売開始、年間売上30億円を見込む
OKI電線が、金型加工などに使用されるワイヤーカット放電加工機用電極線の全商品において、真円度(電極線の最大半径と最小半径の差)0.25ミクロンの高品質化を図った新シリーズの販売を開始する。
OKI電線によれば、航空宇宙用部品および医療用機器部品向けのワイヤーカット放電加工機市場をターゲットにするとしており、今年5月から販売をスタートする。同社は年間30億円の売上を目指す方針だ。
OKI電線では、同社が確立した全ての電極線の真円度を従来の4分の1の0.25ミクロンまで抑える製造技術を、同社の電極線全商品に適用すべく、電極線の全生産ラインをリニューアルした。
これにより半径のばらつきにより電極線の加工面に生じる”スジ”を低減することに成功。従来の電極線に比べ、加工面品質が大幅に向上し、放電加工後に行う加工面の鏡面研磨などの時間削減が図れるため、顧客のトータルコスト低減にも寄与するとしている。
※写真=真円度0.25ミクロンと従来比1/4にした放電加工機用電極線シリーズ(提供:OKI電線)