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防衛省、新型コロナ対策の災害派遣活動終了
隊員・予備自へ活動終結命令、全派遣隊員が陰性
防衛省は3月16日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした災害派遣の終結を発表した。防衛大臣命令として同日、派遣隊員および予備自衛官に対して、活動終結を発出した。
自衛隊による感染拡大防止のための主な活動は、各種活動が終了する中、自衛隊病院などでの陽性反応患者の受け入れを残すのみとなっていた。これが13日には、通常診療態勢へ移行した。15日には、これまで災害派遣活動へ参加した全隊員を対象にしたPCR検査および経過観察が終了したとして、このとき全員の陰性反応を確認したという。
河野太郎防衛大臣は自身の11日のtwitterで、10日時点で自衛隊病院が感染者122人の受け入れを行っていたことを明かした。このときすでに114人が退院していて、2人が転院、6人が入院中だと発表していた。
これまで・・・
※写真=新型コロナ感染対策のため、災害派遣活動を行った自衛隊員が停留してきたPFI船舶「はくおう」。派遣隊員はPCR検査の結果、全員陰性であることが確認され、経過観察もすでに終了した(提供:防衛省)