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海自幹部候補生、外洋・近海練習航海に出港
航海は新型コロナ対策を行った上で実施
海上幕僚監部は3月12日、2019(令和元)年度外洋練習航海(飛行)と2020(令和2)年近海練習航海の日程を発表した。両航海ともに新型コロナウイルス感染症への必要な対策を行った上で実施するとしている。
外洋練習航海(飛行)では3月14日から4月28日までの間、第11護衛隊司令の門田正文1等海佐を派遣部隊指揮官に、第72期飛行幹部候補生課程修了者58名(うち女性1名)を含む約260名が護衛艦「てるづき」に搭乗。初級幹部自衛官として必要な知識・技能の修得と幹部自衛官として必要な資質を育成するとしている。
期間中にはマレーシア・ポートクランやブルネイ・ムアラに寄港する予定で、訪問国との友好親善増進を図る。
一方の近海練習航海は、3月14日から5月22日までの間、練習艦隊司令官の八木浩二海将補を指揮官に、第70期一般幹部候補生課程修了者約155名(うち女性約10名、タイとシンガポールの留学生各1名)を含む約1100名が参加する予定だ。
この近海練習航海は、初級幹部に対し艦上における作業訓練を通じて、遠洋練習航海に連接するために必要な基礎的事項の修得。さらには艦内生活への慣熟や初級幹部としての素養育成、シーマンシップの体得を図るとともに、日本と海上自衛隊の現状を理解することなどを目的としている。
期間中は3月14日から4月20日までは護衛艦「あさひ」、「いせ」、掃海母艦「うらが」に搭乗。4月20日から5月22日までは練習艦「かしま」、「しまゆき」に搭乗して、日本各地の海自基地などに寄港する予定だ。