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2020.03.17

WING

ISS欧州実験棟にケンウッドのアマチュア無線機搭載

世界の子供と交信や通信障害時バックアップ手段にも

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのアマチュア無線機「TM-D710GA」が国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されることが決定したことを発表した。
 「TM-D710GA」は、ISSでの使用を想定した特別仕様モデル。3月7日にSpaceX社のFalcon9ロケット(CRS-20)で打ち上げられており、ISSの欧州実験棟「Columbus(コロンバス)」に搭載する。「TM-D710GA」は、2020年末にISSのロシア・サービスモジュール「Zvezda(ズヴェズダ)」にも搭載する計画だという。
 ISSに送られた「TM-D710GA」は、世界中の子どもたちが宇宙との交信を体験するARISSのプログラム「スクールコンタクト」で活用するとともに、静止画像を送信するSSTVやパケット通信、音声レピーターなど様々なシーンで運用するほか、地球とISSの間の通信ネットワーク障害が生じた際にはバックアップの通信手段という役割も担う予定だ。
 JVCケンウッドによれば、・・・

 

※写真=ISS欧州実験棟に搭載するケンウッドのアマチュア無線機「TM-D710GA」(提供:JVCケンウッド)